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8.マルチトラックレコーディングをする

Extended Hard Disk Recorderでは、マルチトラックレコーディングが可能です。マルチトラックレコーディングを使えば、複数のトラック(録音をする際のそれぞれのパートのこと)を、同時にかつ個別に録音することができます。例えば4トラックの曲をマルチトラックレコーダーで録音すれば、一つのトラックにつき、一つのwavファイル、つまり4つ別々のwavファイルに書き出すことができます。
これによって、例えばあるトラックを、ほんの少しだけ後ろにずらしたいときなどに、そのwavファイルを波形編集ソフトなどで編集して、もう一度録音することもできます。また、あるトラックの演奏が失敗していて、それ以外のトラックはうまくいっているときは、また最初からすべて演奏録音しなおさなくても、その失敗したトラックの演奏だけを録音しなおすだけで済みます。

マルチトラックレコーディングをするには、"Overloader Track Organizer"というmachineを読み込む必要があります。このOverloader Track Organaizerの直前に繋がっているmachineの演奏が、wavに録音されます。それでは下図の様な曲データを用いて、Extended Hard Disk RecorderとOverloader Track Organizerを使ったマルチトラックレコーディングの説明をします。クリックすると、実寸表示されます。



左中断にある"Table Synth"に注目してください。このTable Synthを、"FilterONE"のエフェクトがかかっているトラック、さらにFilterONEと"Funkyverb"の2つのエフェクトがかかっているトラックの、2つのトラックに分けて、マルチトラックレコーディングをしてみます。
しかしまだこの曲データの状態では、マルチトラックレコーディングはできません。マルチトラックレコーディングをするには、まず"Overloader Track Organizer"を読み込まなければいけません。
Machine Editorで、右クリックメニューから、"New"→"Utilities"→"Wave Recorders"と選択して、"Overloader Track Organizer"をクリックしてください。



下図のようなmachineが読み込まれると思います。これがOverloader Track Organizerです。 



ではまずTable Synthの、"FilterONE"のエフェクトがかかっているトラックを作成します。そのままFilterONEを、今読み込んだOverloader Track Organizerに繋いで、Overloader Track OrganizerをMasterに繋いでください。



次に、"FilterONE"と、"Funkyverb"のエフェクトがかかっているトラックを作成します。Overloader Track Organizerを更に読み込んで、FunkyverbをそのままそのTrack Organizerに繋ぎ、Track OrganizerをMasterに繋いでください。



これでTable Synthを、"FilterONE"のエフェクトがかかっているトラック、さらにFilterONEと"Funkyverb"の2つのエフェクトがかかっているトラックの、2つのトラックに分けることができました。

そしてこのトラックを録音してみます。まずTable Synthをソロにして、Extended Hard Disk Recorderを起動し、"Select HD Plugin..."から、CyanPhase Multitrack Wav Recorder"を選んで、"はじめてみる"の14.録音するで説明したように録音してください。保存先に、今録音したトラック2つのwavファイルと、Base Filename.wavというwavファイルが出来上がっていると思います。



これで完了です。

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